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小正月と必殺技

今更ながらですがあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

昨日は僕の住む地域のどんど焼きと約400年続いているという御弊渡し(おんべいわたし)と言う伝統行事が行われました。

御弊渡しとは

富士河口湖町小立の乳ヶ崎地区では小正月の伝統行事として「御幣(おんべい)渡し」が行われます。新しく夫婦となった者が同地区の金山神社の氏子入りを果すために行われるこの行事。その由来は1000年以上も昔にさかのぼるとされています。儀式では氏子総代がふんする道祖神が新婚の夫婦を前に呼び、「出会いのなれ初めは?」「プロポーズの言葉は?」といった珍問奇問を問いかける。それらの問いに答えて道祖神を満足させると、御幣が渡され同地区の仲間入りとなる。もともとは種まきの月や狩りの技術など生活知識や技能を問うものだったのだが、時代が下るなかで変化していったようだ。ちなみに儀式の中では、なかなか満足してくれない道祖神のために地区の代表者たちもそれぞれ芸を披露して、座を盛り上げる。地区のみんなで新婚さんを助けるといった意味合いも込められているのだとか。面白いのは、この御幣渡しの儀式を始めるのに先立ち、道祖神が地区の消防団にハンコをもらいに行くという手続きを取ること。さすがの道祖神もハンコをもらうまでは儀式が始められないので、お酌をしたり注がれた酒を飲んだりしながらなかなかハンコを押さない消防団のご機嫌を取る。地域を守る火消しへの敬意からとも、火を扱うお勝手を守るという意味ともいわれる。新婚の夫婦を笑わせたり困らせたりしながら地区の住民が笑いを共有するこの行事は、お正月の楽しみと同時に地区の風習を伝えるために綿々と受け継がれている。

と言うものです。

道祖神を中心に新婚さん、小立アボリジニのおっちゃん、おばちゃん達が公民館に集結。
乗っけからアホ大学生のコンパも真っ青なぐらい、英勲という精神を著しく乱す日本酒をハイスピードで煽り続け、小立アボリジニ達が次々と土着的な芸を繰り出して行きます。
炊事場では小立アボリジニマダム達が、こうこう(お新香)などを正確なビートで刻み続けてトランス状態を誘います。

僕は消防でどんど焼きの火の番をしなければならず、ゆっくり見れなかったのが残念!
だって面白いパフォーマンスを撮ってYouTubeにアップしようと企んでましたから。

一時間もすると昇天される方が出始めます。
立った瞬間にこける産まれたて子鹿になる方、こんな酔ったの生まれて初めてと連発する方(45才)、突然マーライオンのようにリバースされる方、などなど。
まさかその方々を家に配達するお仕事を我々が担うとは思ってもみませんでした。
おっさん相手に、「はい、くっくを履いてくださいねー」なんて幼児プレイ。
喜怒哀楽のすべてをぶつけてくるお年寄り、その全てを優しく包み込む僕。
気温マイナス5度の中、最後に担いで送って行ったおじいさんなんて、このまま天に召されてしまうんじゃないかとヒヤヒヤでしたよ。

今年の新婚さんの代表夫婦は二人とも地元だからよかったけど、都会からお嫁に来た人はどう思うでしょうかね。
きっと、とんでもない アナザーワールドに来てしまったと思うんでしょうね。


一枚しか写真撮れなかった

小正月と必殺技_b0209637_19272934.jpg



そう言えばうちのおじいちゃんの伝説の芸に、発情したおんどりのマネ。 と言うのがあります。
マニアックだけど爆笑間違いなしの必殺技です。
これは御弊渡しなど、特別な時にしかやらないので、僕も二回程しか見たことがありません。もう一度見たい…
もし見れたとしても動画アップはできないんだろうな。ありがた過ぎて。


これも最近では滅多に見れなくなりました。





僕も何か一つでも必殺技を手に入れたいものです。

by kodachigarden | 2012-01-15 19:30  

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